サイト内検索

ホームふるさと企業の魅力紹介>ふるさと萩食品協同組合(萩市)

ふるさと企業の魅力紹介

ふるさと萩食品協同組合(萩市)

多種多様な魚介類が水揚げされる萩漁港 − その萩漁港で水揚げされる魚の中でも、あまり注目されなかった魚を用いて数多くの商品を作り出し、「ブランド品」として仕立て上げたふるさと萩食品協同組合の中澤さかな専務理事にお話を伺いました。

− 農商工連携商品として開発され、1月のスイス・ジュネーブで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で各国首脳に振る舞われた「オイルルージュ(金太郎のオイル漬け)」について、お聞きかせください。

イメージ
『オイルルージュ』

 地元・萩で取れる魚の中でも、メイン魚種ではなく脇役である魚、いわゆる「雑魚」の1つとして、「金太郎」という魚があります。この魚は、萩で年間70〜80tくらいの漁獲量を誇り、萩は、全国でも有数の金太郎の産地となっています。ただ、地元・萩ではずっと食されてきましたが、萩から外に出ることはない魚でした。

 実は、この魚は、フランス料理の食材「ルージュ」という魚に近い魚種なんです。和の食材としてだけではなく、フレンチ等の洋の食材として用いることができることがわかったため、2009年6月に「頑張れ!萩の金太郎プロジェクト」をスタートし、金太郎のフィレをトッピングした蒲鉾や金太郎のすり身を使ったシュウマイ、コロッケなどさまざまな加工品を作りました。その中で、生まれたのが「オイルルージュ(金太郎のオイル漬け)」です。その後、積極的なPR等も功を奏し、これが見事に当たったわけです。
 このプロジェクトを始めた当初は、1kg・200円いかないくらいの安価な魚が、今では、高くて買えないくらいの魚となりました。3年かかりましたが、きちんとやれば、こうした雑魚でも魚価をあげていくことができるという1つの代表的事例となりました。

− 様々な製品を開発しておられますが、どのようにそれらの製品が作り上げられるのか教えてください。

イメージ
『魚の生ハム』

 これは、ふるさと萩食品協同組合で開発しているというよりも、萩市と私どもと地元漁協、漁協に属している船団の方々、地元の料理屋、ホテル、加工業者、あと水産大学校などといった関連の方々でプロジェクトを作って、地元を挙げた取組として行っています。
 ですので、金太郎の次はヨコワマグロというように魚種を変えて、同じフレームの中で、次々と取り組んでいけるわけです。
 私も、全国でいろいろな市町村のお手伝いをしていますけれども、このようなプロジェクトがすんなり組めるというのは非常に珍しいことです。それは、やはり地元・萩市が本気に取り組んでいるからだと思います。
 このプロジェクトでは、1年で1魚種と決めて取り組み、それを3年間続けるというやり方をとっています。それだけ、新しい商品を作るには時間がかかります。金太郎でも、売り出したのは昨年の9月ですから、2年以上かかっています。

 やはり、続けることは大事ですし、あとは、素材を選ぶときの情報収集を含め、これはモノになるかどうかという見通しを、最初の調査研究の段階できちんとつけておくことが大切だと思います。例えば大きな競争相手がいるような資源については、手を付けない。絶対勝ちレースに乗れるモノを確信してやっていく。だから、私どもの製品の事業確度は高いですね。

− 商品の売り込み方法についてお聞かせください。

 PRについては、強烈にやっています。やはり、商品はまず知ってもらうことが大切です。先ほど話した金太郎も、1年間ですごい露出をしました。例えば、老舗の雑誌の「旅」(新潮社)に、「萩の金太郎を訪ねて」ということで、8ページの記事が載りましたし、JALの国際線機内誌にも金太郎が掲載されています。このように、旅の雑誌も含めて、たくさんの月刊誌に取り上げてもらっています。そのほかにも新聞、テレビ等いろいろな媒体に、どんどん売り込みをかけていって、金太郎を記事紹介していただく − このようなパブリシティ作戦を積極的に展開しています。
 商品の販路についても、どこでも良いというわけではなくて、良いものを高く評価して買ってくださる人が来る店に置くという戦略をとっています。ターゲットは、そこに萩の製品が置いてあるだけで、萩の値打ちが高まるような店 − 例えば、首都圏のハイクラスマーケット(紀ノ国屋、百貨店の地下食品街等)や、高級な日本料理店、レストランなどです。このようなところに販路を構築しています。
 また、そのほか、料理界の大御所・熊谷喜八シェフにお願いして、食材も器もオール萩のもので揃えたレシピ集を作りましたし、山形県の奥田政行シェフが、ダボス会議に「オイルルージュ」を持って行ってくださいました。料理界の新進気鋭の若手と大御所にサポートしていただき、萩の食材の価値をさらにあげる取組も行っています。

− 今後の事業展開について教えてください。

イメージ
『施設外観』

 まず、自分たちが育てようとする素材が強いものかどうか確認し、ある程度勝ちレースがイメージできるものに対して、プロモーションをかけていく。作る段階においては、世の中に非常にアイテムとして少ないもの、できればオンリーワンのものを作り出していく。そして、良いものを高く評価して買っていただけるところに販路を構築する。今後も、今までやってきたようにプロダクトアウトとマーケティング、両方を見据えて展開していきたいと思っています。
 また、これらの取組は、萩の食材の価値をあげていくということを念頭に置いてやっています。自分の店が儲けるためにこの仕事をするのではなく、萩がすばらしい食材を持っている、食の宝庫であるということを訴える萩市全体の取組として、今後も志高くやっていきたいと思います。

ふるさと萩食品協同組合より素敵なプレゼント!(期間2012年6月14日〜2012年7月18日 17時まで)

ふるさと萩食品協同組合 『オイルルージュ(金太郎のオイル漬け)』 を抽選でプレゼント!
こちらのページよりご応募ください!

問い合わせ先

会社名 ふるさと萩食品協同組合
住所 〒758-0011
山口県萩市椿東4160-61
TEL 0838-24-4937
URL http://seamart.axis.or.jp/

ページトップに移動