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ふるさと企業の魅力紹介

株式会社防府鉄工所(防府市)

社屋を囲む塀は白く、道路側に写真パネルを貼った路上のパネルギャラリー、社屋は青い空を爽快に飛ぶ白いカモメを描いた巨大キャンパス、道往く人を楽しませながらも、その社屋の中にいるのは「熟練工の頭脳労働集団」。株式会社防府鉄工所 松下文二社長にお話をうかがいました。

―創業の経緯について教えてください

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NC横中ぐり盤による加工技術

 明治43年2月1日創業、今年で創業100年になります。創業者の松下伍郎は防府市の「津守商会」という和菓子やビスケットを製造販売輸出する会社の大規模な機械設備新設にあたり技師として20歳で横浜の和菓子屋「新杵」から招聘されました。しかし、日露戦争後の不況下で同社は閉鎖となり、24歳で市内に鉄工所を開業したのが始まりです。当時は鋳物鋳造から一貫生産による発動機製造や設備工事全体の受注を主としていました。鉄を削ることそのものが珍しい時代でした。

―事業内容についてお聞かせください

 主な事業は、大型の産業機械部品の切削加工です。当社では、「マザーマシン」といわれる「NC横中ぐり盤」が10台稼動しています。(累計15台購入しました)マザーマシンとは「機械を作る機械」といわれるものです。コンピュータ制御により精密かつ多様な加工ができる大型の精密機械で、誤差が100分の1ミリ程度しかない非常に精密な加工ができます。このマザーマシンを駆使して化学プラント用タービン式圧縮機部品、ロボット部品、製鉄機械部品、工作機械部品、繊維機械部品等の産業用機械の大型精密機械部品を切削加工しています。

―「NC横中ぐり盤(マザーマシン)」に特化した経緯を教えてください

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冷房完備のNC横中ぐり盤工場

 私は、大阪、東京、名古屋で暮らし、30歳の時に山口県に帰郷しました。その当時、当社の主な事業は市内・県内の工場の生産設備の製造を担っていました。具体的には、ステンレス攪拌槽の設計・製作・メンテナンスや鋳物鋳造による歯車・歯車箱・ポンプ・発動機・ホイール・各種台座などの切削加工・仕上げまでの一貫生産等をしていました。しかし、このような仕事は、時代の変化とともに将来的には先細りになると考え、事業戦略を見定めるために、中国・四国・九州地方の鉄工所を視察し情報収集をしました。
 視察をしたところ、当該エリアでは、横中ぐり盤設備は珍しいものであり、多数を有する工場はなく、ここにビジネスの勝算があると判断しました。事業を特化し、エリアにおいてオンリーワンでナンバーワンになるためには何をすべきかを考え、横中ぐり盤とマルチパレット式横型マシニングセンターを充実させることにしました。幸いにも弊社では既に2台の横中ぐり盤(マザーマシン)を稼動し技術力も備わっていましたので、マシンを駆使した技術の展開について既存の資源を活用しながら設備と技術を補強していくことができました。

―県内のお取引状況についてはいかがでしょうか

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NCプログラムの作成

 当社ではお客様から素材を支給していただき技術加工を施す事業のため、資材の仕入れは少ないものの、前田機工株式会社さん(防府市)から機械および工具、徳山特殊鋼株式会社さん(周南市)から鉄素材を仕入れるなど、仕入高のうちおよそ90%は県内からの調達になります。
 価格だけを考えると、県外企業の方が、取引条件が良い場合もあります。しかし、県内仕入先企業とは永年の取引により培った信頼関係があるほか、距離が近いことで直接対面による相談をしながら、きめ細やかな対応をしていただけるという点は県内取引の最大のメリットだと考えます。お客様のご要望に応えるため、県内取引先と相談をしながら、よりよいものを作っていく、こうしたスタンスは今後も欠かせないと考えています。

―技能者の方が保有されている技能についてお聞かせください

 お客様からいただいた複雑で大きな図面を読みこなし、複雑な加工方法・工具を決定し、膨大なNCプログラムを作成するという精密加工技術を保有しています。
 複雑で大きな図面を読んで、X・Y・Zの座標を決め、どういう工具を使うのか、スピードはどの程度にするのか、どういう順番で切削するのかなどを決定し、1万行から3万行にものぼるNCプログラムを作成することができます。一つの数字の誤りが機械や製品の破損に繋がりますので非常に集中力が必要な仕事で、まさに知的集約型の仕事であるといえます。また、このような特殊なオペーレーター技術は当社の財産であり、若い世代への技術の継承についても積極的に取り組んでいます。

―今後の取り組みについて教えてください

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「佐波川ホタルの夕べ」 野外大合唱

 現在の事業を安定的に継続していくために、技術を磨き続けることが必要であると思います。また、情報収集や視察をして世界の情勢や同業の状況を常に把握しておくことも重要であると考えます。特に今後は競争脅威となる中国の動向に注視していく必要があるでしょう。今後も変わらずにオンリーワンでナンバーワンになる方法を常に考え、事業を展開していきます。
 また、私は地域振興の一助として、当社の事業とは別に、平成元年に社団法人防府青年会議所で企画を担当し、ふるさとの母なる川である佐波川を歌った7曲からなる合唱組曲「佐波川」の誕生をプロデュースして地域の合唱団「合唱組曲佐波川を歌う会」を発足させ、少年少女から人生の大先輩までの200名近い合唱団で合唱組曲「佐波川」を合唱する活動を続けています。平成2年にスタートした「ホタルの夕べ」をはじめ、市民音楽祭や記念式典など色々な行事に出演しています。
 公私共に地域に根ざした活動をとおして、ふるさとの益々の「しあわせ度アップ」を支えたいとおもいます。

株式会社防府鉄工所 松下文二社長が会長を務める 合唱組曲「佐波川」を歌う会から素敵なプレゼント!(2010年 10月 20日〜2010年 11月 22日 10時まで)

『合唱組曲 佐波川』CD」を抽選でプレゼント!こちらのページよりご応募ください!

問い合わせ先

会社名 株式会社 防府鉄工所
住所 〒747-0026 山口県防府市緑町2丁目6-14
TEL 0835-22-3015
URL http://www.hofuteko.com/
E-mail top@hofuteko.com

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