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ふるさと企業の魅力紹介

株式会社 シマヤ(周南市)

 日本の家庭になくてはならないものとして、広く愛用されている「シマヤだしの素」。この商品を主力に全国に販路を持つ風味調味料メーカーの老舗株式会社シマヤも、地産・地消の取り組みについては積極的で、3年前に新規事業として“山口のうまいもの”にこだわった『ぶちうまいシリーズ』を立ち上げました。
 今回は、徐々に広がりをみせる『ぶちうまいシリーズ』について株式会社シマヤ 通販事業部長の赤星登志太様にお話をうかがいました。

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『ぶちうまいシリーズ』

―新規事業『ぶちうまいシリーズ』の発足のきっかけ、目的は何でしょうか

 現社長が2007年4月に就任したのですが、その2年ほど前から山口県内でとれる農水産物・特産品を主原料にしたワンランク上の調味料・食品を開発し、県内はもとより県外へも積極的に“山口県”、そして”シマヤ製品”を発信していこうという社長の強い思いでこのプロジェクトがスタートしました。
 社長就任後は、『より魅力の持てる会社づくりを目指そう』という方針を掲げ「ぶちうまいシリーズ」も、その一環として展開しています。

 その折に、【ローカル7】という次のようなコンセプトを社内に設けました。

  1. 主な原料はやまぐちの原料を使用する
  2. 主な包材はやまぐちの会社から仕入れる
  3. 商品企画・デザインはやまぐちの会社とタイアップする
  4. 処方開発は自社で行う
  5. 商品の製造は自社で行う
  6. 商品の販売はやまぐちの会社に委託する
  7. 商品の販売先は山口県内のお土産店や道の駅とする

―県産にこだわった商品を具体的に教えて下さい

 山口県オリジナル野菜の「はなっこりー」を使った『はなっこりー 甘い青汁』、萩市田万川生まれで地域ブランドにも認定されている「長門ゆずきち」の果汁を使った『長門ゆずきちで作った ポンス醤油』『長門ゆずきちで作った ドレッシング』を始め、周防大島本島に向かい合う浮島のいりこを使った『大島産 いりこつゆ』と『大島産 いりこだしの素』、さらに『ふぐの白だし』『ふぐだしの素』、『ごま酢味噌』『はちみつ酢味噌』『つるの恋したお茶』、一番新しいところで『金子みすずの子守唄で寝かせた味噌』といった顔ぶれですね。

―取引に至った経緯や取引先についてはいかがですか

 元々少し取引のあったJAさんに仕入れの面で相談に行ったり、販売については県内の道の駅やお土産品店にルートを持っている県内の会社に委託販売をお願いしたりしました。
 「はなっこりーの甘い青汁」については自社設備で行えない粉にする技術を県内の企業と組んで行いました。最終的な製品としての仕上げはシマヤで行っています。
 『ぶちうまいシリーズ』は、基本的には県内企業と組んでおり、1年目で大体今の取引先との関係は構築できました。また、生産者の皆さんと直接コミュニケーションを取るために、いりこ漁の漁船に乗せてもらったり、「長門ゆずきち」や「はなっこりー」の収穫時期に訪問させていただいています。
 デザインについては、地域情報誌(とらいあんぐる)を発行するなど、蓄積・ノウハウのある株式会社ふじたプリント社(周南市)さんとコラボして、コンセプトづくりから始めましたね。

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『はなっこりー 甘い青汁』

―最近の状況はいかがですか

 「はなっこりー」については営業開拓が功を奏し、2009年より業務用ニーズの動きも出てきています。2009年12月には、山口市の良城小学校の給食パンに「はなっこりー」の粉を使ったパンが使われたほか、大歳小学校でも2010年1月の学校給食週間で使っていただきました。これを機会に、県内各地ではなっこりーの給食パンの採用が決まってきました。山口県の小麦・米粉と「はなっこりー」で作った給食パンが月に1度くらい登場するよう広まるといいですね。

 また、スイーツの材料としても利用されるようになりました。宇部全日空ホテルさんが夏みかんとはなっこりーで「山口ロール」を作られたのをきっかけに、周南市のパティシエワイズさんがケーキを、フランソワさんが期間限定で人気商品のマカロンに、「はなっこりー味」(140円)を追加してくれました。梅最中で有名な下関市の梅寿軒さんの山口県オリジナルお野菜外郎『花菜る(はななる)』の「はなっこりー」でも使用していただくようになりました。
 梅寿軒さんは、これまで自社で外注してはなっこりーをフリーズドライにされていましたが、弊社に「はなっこりー」の粉があると知ってからはご注文を頂いています。地元周南で契約栽培をお願いした農家からの仕入量は徐々に増えつつあります。

 また、地元の麺屋さんが「周南のオリジナル麺を作りたいと」相談に来られたので、「はなっこりー」の粉を提供しました。スタンド製麺(周南市)さんでは「はなっこりー」を生地に練りこんだ麺を開発され、地域のイベントで販売されたり、居酒屋の津々浦々(周南市)さんとコラボしてコース料理の締めの一品としてお客様に提供されています。

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『金子みすゞの子守唄で寝かせた味噌』

―最後に『ぶちうまいシリーズ』の追加や、今後の課題などについてお聞かせ下さい

 日本酒やワインをより美味しくするために醸造中にクラシックなどの音楽を聴かせているメーカーがあることにヒントを得て、2009年11月に県産大豆「サチユタカ」を使った無添加の味噌『金子みすゞの子守唄で寝かせた味噌』を作りました。山口県出身の歌手・作曲家である、ちひろさんに作曲を直談判でお願いしたところ、「それはおもしろい企画ですね」と快く引き受けてくださいました。
 この『ぶちうまいシリーズ』がきっかけで、「シマヤさんは山口県の会社だったんですね」とか、「一緒にコラボして商品開発してもらえませんか」など、いろいろなお話を聞く機会が増えました。これからも地域の方々との関わりを一層強くして行きたいと思います。
 当面の課題としては、ぶちうまいシリーズの県内での知名度をもっと高めていくことと、売上の拡大です。知名度を高めるため、TVコマーシャルなどの活用や県内のイベントにも今まで以上に参加したいと思います。
 売上については、県外からの注文(通販)を増やしていくための工夫と、「はなっこりー」や「ふぐの白だし」など、業務用商品の販路を飲食店系で開拓することで拡大を目指したいと思います。
 また、『ぶちうまいシリーズ』として毎年一商品を開発していければと考えています。
 このように今後は、地産・地消(+外消)を推進し、“新しいやまぐちの味”を県内外へ発信していくことが我々の目標です。

問い合わせ先

会社名 株式会社 シマヤ
住所 山口県周南市都町1-57
TEL 0834-32-7771
URL シマヤ
http://www.shimaya.co.jp/
ぶちうまいシリーズ
http://www.buchi-umai.jp/

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