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ふるさと企業の魅力紹介

山本産業 株式会社(下松市)

 建設業から金属製品製造業に業態転換を果たし、得意とする肉厚アルミニウムの溶接技術をもとに、日立製作所笠戸事業所で製造される新幹線の台枠部品をはじめとしたアルミニウム製品の製造を手掛ける、山本産業株式会社の山本政信代表取締役社長にお話をお伺いしました。

− 創業の経緯と沿革について教えてください。

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工場風景

 昭和27年に山本産業合資会社を設立し、主に日立製作所笠戸工場(現笠戸事業所)や下松市の指名業者として建設業を営んでおりました。昭和32年に株式会社に改組するとともに、各種客車、電車、貨車の部品の製造を開始し、鉄鋼業に業態転換しました。昭和34年には当時の日本国有鉄道の認定工場に指定され、それ以来、貨車の部品の製造を皮切りに、現在では新幹線の台枠部品を製造し、日立製作所笠戸事業所に納めています。平成5年には、より一層の生産効率の向上を目指して周南工流シティーの現在地に移転しました。弊社の製品は、建物の基礎部分のように皆様の目に直接触れることはありませんが、プライドと情熱と向上心をもって日々企業活動に取り組んでいます。

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職人技が要求されるリベット止め作業

− 御社の得意とする技術についてお聞かせください。

 弊社の得意分野はアルミニウムの溶接です。特に10mm〜35mmの肉厚アルミニウムの溶接を得意としています。鉄の溶接に比べて困難で、熱や電気が早く伝わるというアルミニウムの特性が裏目に出て、溶接をすると早く溶け、熱による変形が多くなってしまいます。鉄は何度でも溶接し直せますが、アルミニウムはせいぜい2回が限度です。私共では変形を「ひずみ」といい、この「ひずみ」を修正する作業を「ひずみ取り」と呼んでいますが、この作業は経験によって身につけていくしかありません。このため、ベテラン社員が若手社員に技術的なノウハウを伝承すべく指導しており、技術の伝承は着実に進んでいます。こうしてできあがった製品は、表面のひずみや傷、内部の欠陥を発見する非破壊検査を受け、これに合格した製品を納品しています。

− どのような製品を作られているか教えてください。

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NC炭酸ガスレーザー切断機

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NC水中プラズマ切断機

 アルミニウムの溶接の技術を軸に、NC炭酸ガスレーザー切断機、NC水中プラズマ切断機、そして山口県の経営革新計画の承認により導入されたNCアルミ型材加工機などを駆使して、在来線車両や新幹線車両の台枠部品を製造しています。新幹線車両の台枠部品の製造は、昭和63年の100系新幹線「グランドひかり」に始まり、近年では九州新幹線も受注しており、イギリスの鉄道路線CTRL(Channel Tunnel Rail Link)を走行する車両の台枠部品も受注しました。
 また、福岡市営地下鉄七隈線に鉄輪式リニアモーターカー用リアクションプレートを11km納品しています。リアクションプレートとは、リニアモーターカーが走行する軌道上に敷かれたプレートのことで、この上に車両の誘導コイルが非接触で置かれ、コイルに電流を流すことで推進力および制動を得られるようになっています。
 この他には、高張力鋼板を使用したコンクリートポンプ車のブームを製造しています。フレッシュコンクリートを離れた場所に圧送するための輸送管を支える頑丈なアームのようなものです。

− 今後の事業展開についてお聞かせください。

 弊社は、多くの人々を乗せて安全に走行する鉄道車両の土台部分を長年にわたって製造してきました。今後も、この事業を軸に社会に貢献できる企業活動を進めて参りたいと考えています。また、必要な物を、必要な時に、必要な量だけ、とういうジャストインタイムな納品と低価格が近年求められていますので、これに対応できる企業体質にしていくことも重要だと考えています。


問い合わせ先

会社名 山本産業株式会社
住所 〒744-0061
山口県下松市葉山2丁目904-17
TEL 0833-46-3000
URL http://www.yamamoto-sangyo-inc.co.jp/

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